Tetsuki Nakakura
2020年4月1日TNDE設立
株式会社設立までの経緯と今後に向けてのご挨拶です。
(以下概要)
はじめまして、中倉徹紀です。昨日2020年4月1日付で『株式会社Tetsuki Nakakura Design and Experience』を設立しました。設立に至った経緯とご挨拶の動画です。
私は2012年に東京大学工学部建築学科を卒業、2015年3月に東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程を修了しました。その後、2015年4月から昨年の11月までの5年間弱、竹中工務店というゼネコンの設計部に勤務していました。実務経験を積む中で、学生の時には見えていなかった、施工技術や法的な解釈、経済原理など、建築について多角的な理解を深めることができました。しかし同時に、それらの知識の上に立って、もう一度建築設計や都市景観についてしっかりと腰を据えて研究を行いたいという想いが日増しに強くなり、2019年10月東京大学大学院博士課程に進学することに致しました。
退職を決断する際は不安も少なくありませんでしたが、会社の肩書がなくなると、在職中とはまた違った、色々な人とのつながりが生まれます。その中で、大変ありがたいことに、いくつかデザインや住宅設計、BIMやAIのコンサルティング、あるいはRhinoceros+grasshopperといったプログラミングを用いたジオメトリーのモデリングやシミュレーションの相談など、お仕事のお話も頂くことがありました。
そこで、建築設計・都市景観に関する調査・研究や技術面での自己研鑽を図り、その成果の一部を実践的なデザイン活動に還元し、さらにまたそこから調査・研究へのフィードバックや技術面での課題を得て相乗効果を図れたらと考え、株式会社設立に思い至ったわけです。
アカデミズムとプラクティスの両輪をつなぐ命題として、
『建築空間のデザインと新しい都市体験で人生を豊かに』
"Broaden your world with architectural design and urban experience. "
をテーマに、今後活動して参りますので、どうぞよろしくお願い致します。
コロナウイルスの影響で、大学の製図室や演習室も閉鎖され、なかなか研究調査でフィールドワークのために街に繰り出したり、デザイン活動やイベントの企画をしたりすることはできませんが、晴耕雨読ということで、まずは自分の知識と技術をしっかりと蓄えておこうと思います。
時間ができた分、株式会社設立の手続きも司法書士や税理士の方にお願いせず、ほとんど人にも会わずにネットの自学で設立まで出来てしまったので、それも長い目で見ればいい勉強になったかなと。
空間デザインや住宅の設計等、お仕事のご依頼はもちろん、建築や建設業界全体に関するご質問やご相談など、幅広く受け付けておりますので、どうぞお気軽にお声掛けください。時間の許す限りお答えしていこうと思います。
社会的に厳しい状況の中、難しいスタートとなりましたが、出来るところから少しずつ頑張っていこうと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。